「乙護法堂」保存修理工事

御寄進のお願い

 電気も水道もなく霊気に満ちた背振山の中腹(標高500m)にひっそりと佇む、霊仙寺『乙護法堂(おとごほうどう)』。このお堂の保存修理工事が、令和7年7月下旬より始まります。

 先代住職の頃より、工事の協議が始まり、かれこれ20年程は経とうかと思います。

 この間に地震や台風、大雪、集中豪雨。お堂の横にそびえる樹齢800年以上の椎木が倒れ参道を塞ぐなど、数々の出来事がありました。

 それでも、嘉永5年(1852)鍋島直正公によって再建された乙護法堂の柱には、殆どくるいがなく、現在も堂々と佐賀平野から熊本までを見渡しています。

 しかしながら、長年にわたる風雪に耐えてきた板壁や建具類も軽い補修では意味をなさない状況となりました。

 そこで、この貴重な乙護法堂や先徳達の信仰・文化の歴史を護り、そして「茶樹栽培発祥地」としての威厳を保ちながら、後世の人々の心を癒す場となることを願い、保存修理を行うことと致しました。

 何卒、趣旨にご賛同いただき、御寄進御浄財を賜りますよう、切にお願い申し上げます。

 多額の御寄進を賜りました方々は、堂内に額を作成し、御芳名・会社名を末永く掲示して、安寧を祈願させていただきます。

総工費:21,285,000円

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