境内のご案内
本堂・薬師堂・地蔵堂・毘沙門堂・熊野神社

本堂
厄除け・鬼門除け
重層入母屋造の本堂。
本堂内は外陣・内陣・内々陣、さらに本尊を囲むように裏堂と、天台宗特有の造りとなっています。
内々陣の中央には、鬼門方厄除けの秘仏本尊【不動明王(徳善大王)】。左右には霊験あらたかな秘仏の『地蔵菩薩』と等身大の『十一面観世音菩薩』が祀られ、通常のお勤めを行う内陣の正面には『乙護法善神』が祀られています。

薬師堂
病気平癒・心身健康
東方浄土の教主である『薬師瑠璃光如来(薬師如来)』を祀る。
病気平癒のご利益で知られる仏様で、右手の手のひらを前に向けて、我々に恐れることはない安心しなさいと励まし、左手に薬の入った壷、薬壺(やっこ)を持ち、病気や怪我、また煩悩などに苦しむ人々を救おうとされています。
『谷山薬師』伝教大師最澄上人謹刻
延暦年中、伝教大師唐渡の時、乙護法善神示現して入唐随順の諾あり、種々の霊験を示す。帰朝の後、顕密求通の為、中宮に講堂・龍樹堂並びに乙天の宮殿を建立し、薬師如来の尊像を彫刻して下宮に安置し玉う。是を谷山薬師(たにやまやくし)と云い今なお諸人に信仰さるる石仏なり。
薬師堂内向かって右手にお祀りする石仏(秘仏)。薬師堂建立の際、参拝者の祈願成就の為に、修学院の山中より遷座いただきました。

ご縁日:毎月8日
ご真言:おん ころころ せんだり まとうぎ そわか
子育地蔵堂
子授け・安産・子育て
子どもを左に抱き、右手に錫杖を持つ等身大の石仏「子育地蔵尊」を祀るお堂。
この石仏は、安産や子授けの御利益があると云われています。
授かった子どもは、本堂内の霊験あらたかな「身代わり地蔵(坂本地蔵尊)」に、成育守護をご祈願ください。
ご縁日:毎月4のつく日と24日
ご真言:おん かかか びさま えい そわか

熊野神社
家都御子神を祀る
古来からの神仏習合の名残り『熊野権現』を祀る神社。
現在は、地域の氏神として修学院境内に祀られています。
祭神…熊野権現「家都御子神(けつみこのかみ)」
本地…阿弥陀如来
念仏:南無阿弥陀仏
ご真言:おん あみりた ていぜい から うん
